概要
全社のITに関わるコストを可視化した上で、短期的・中長期的なITコストの最適化に向けた施策とロードマップの策定を支援します。その際にはIT資産や情報システムの新規導入・更改等を考慮し、可能な限り無駄の発生しない施策を検討します。
また、情報システム部門で把握していない部門内の情報化コストについても調査、分析し、全社で一括して管理する対象と部門で管理する対象とを切り分け、全体最適を図ります。
余剰なITコストを削減することにより、新たな収益分野へリソースを再配分することを可能とします。
ITコストを最適化する上での代表的な手法を以下に提示します。
サービス内容
ITコスト最適化支援サービスの内容は、以下の通りです。
ITコストを可視化することで、 ITコストの全体的な傾向を把握し、段階的なコスト削減を実施します。
1.ITコストの現状把握
様々な観点から現状、及び過去数年の全体的なITコストを把握するとともに、費用項目別の増減等を確認します。また、情報システムやIT環境に関する利用状況を確認します。
(ITコストを把握する上での観点)
- 情報システム毎
- 利用目的毎
- 勘定科目毎
- 利用部門毎
- 支払先(購入業者・委託業者)毎
等
2.課題抽出と方向性確認
上記の観点毎によるITコストの構造や傾向、利用状況との突合、等の分析を行うことで、現状のITコスト上の課題を抽出した上で、ITコストを最適化する上での方向性や重点領域を確認します。
3.ITコスト最適化施策の策定
上記の方向性に基づき、ITコスト項目ごとに最適化施策を策定し、施策実施後のITコストの試算を行います。
4.ロードマップ策定
施策ごとの実施期間や関連性を確認し、全体としてのロードマップを策定します。
※チェックポイントでの確認
ITコストの最適化を検討する際に、調査・検討結果から当初の目標を達成することが難しいケースもあります。(例.当初は短期的なコスト最適化を目指したが、分析の結果コスト削減余地が少ない、等)
そのため、チェックポイントのタイミングで目標と調査・検討結果とを確認し、必要に応じて目標の再設定や、プロジェクト自体の再定義を検討します。