概要
経営環境や社会環境の急速な変化やITの進歩に伴い、事業上の不確実性が増大し、企業を取り巻くリスクも複雑化・多様化しています。
こうしたリスクが顕在化するのはほとんどの場合、突発的であり、予測不可能です。また、その対応を誤った場合のダメージは計り知れないほど大きくなる可能性があります。
リスクが顕在化した場合に適切に対応し、被害を最小化するためには、緊急時に備えたマニュアルの策定等の準備を行うことが重要です。
危機発生時の体制、初動対応、情報収集、コミュニケーション計画等、危機管理時に必要な活動のマニュアル化を支援します。
また、策定したマニュアルの妥当性や定着化を図るための訓練実施についても支援します。
サービス内容
危機管理体制の整備内容は、以下の通りです。
1.緊急時体制
リスクが顕在化した際に召集される対応チームについて、設置基準、構成員、設置場所、役割分担、外部連携対象、等を決めておく必要があります。その際には、発生した事象に対する情報を集約・整理し、適切に対応策を伝達できる体制であることが重要です。
2.初動対応
緊急事態を検知してから緊急事態を宣言するまでの一連のプロセスと判断基準、緊急対応チームの連絡方法、発動後72時間の活動計画、等について策定します。
3.情報発信計画
緊急事態に関する情報収集、収集した情報の整理、社内外のステークホルダーに対する情報発信・情報連携、広報対応、等について検討します。
4.マネジメント活動
策定した危機管理マニュアル等が陳腐化しない様、PDCAサイクルに基づく改善プロセスについて、年間レベルでのスケジュールを策定します。また、定着化を図るための研修や訓練に関する計画の検討を行います。